REPORT#019

東京2020パラリンピックまであと1年! 新豊洲サマーナイトフェスを開催!

新豊洲サマーナイトフェスの様子

東京2020パラリンピックまであと1年というタイミングで、東京ガスは、東京2020パラリンピックを盛り上げるとともに、東京2020パラリンピックを契機として共生社会に向けて一歩踏み出すことを目的としたイベント「新豊洲サマーナイトフェス」を開催しました。

会場内には、パラリンピックを「知る」「体感する」「応援する」コーナーに加え、夏の夜を盛り上げる光のアートなどコンテンツも多数。ユニバーサルデザイン対応も充実していたため、年齢・性別・国籍・障がいの有無を問わず大勢の方々が集まり、イベントを心と体で楽しみながら、みなでパラスポーツの魅力を知り、共生社会について考える2日間となりました。

開会セレモニーには、為末大氏、木村敬一選手、ニコ・カッペル選手が登場!

東京ガス社長挨拶「東京2020パラリンピックで会場を満員にしたい」

開会セレモニーには、東京ガス代表取締役社長・内田高史氏、東京都オリンピック・パラリンピック準備局次長・延與桂氏、江東区長・山崎孝明氏、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会副事務総長・布村幸彦氏、日本障がい者スポーツ協会日本パラリンピック委員会副委員長・髙橋秀文氏、元陸上競技選手/新豊洲Brilliaランニングスタジアム館長・為末大氏、パラ陸上砲丸投げ・ニコ・カッペル選手(ドイツ)、東京ガスに所属するパラ水泳・木村敬一選手が登壇。

挨拶を行った東京ガス・内田高史社長は「東京2020パラリンピックの成功のため、魅力を伝え、すべての競技会場を満員にしたい」また「パラリンピックは障がいのある方々について理解する契機でもある。大会後のレガシーとして『誰もが暮らしやすい社会・街』を実現させたい」と、本イベントとパラリンピックへの想いを話しました。

リオ2016パラリンピックメダリストたちのトークショー

続くトークショーでは、為末大氏を司会とし、木村敬一選手とニコ・カッペル選手が対談。
現在、悲願のパラリンピック金メダルを目指し、アメリカでひとりトレーニングを積んでいると話す木村選手は「ぜひパラリンピックの水泳会場に足を運んでいただきたい。誰もが生きやすい共生社会の実現に向けて今必要なのは、まずは障がいのある人が存在していて、みなさんと同じように生活しているのだと知ってもらうことだと思う」と話しました。

一方、リオ2016パラリンピックで金メダルを獲得したニコ・カッペル選手も「みなさんの応援を受けながら、砲丸を遠くに投げてまた優勝したい。開催後には、みなさんが、障がいのある人々への接し方がより良く変わることを願っている。障がいを持つ人と持たない人が融合して力を発揮する社会になってほしい」と発言。出場選手の目線から、パラリンピックと共生社会についての意見が語られました。

開会セレモニーで東京2020パラリンピックへの想いを語る水泳・木村敬一選手

開会セレモニーで東京2020パラリンピックへの想いを語る水泳・木村敬一選手

応援メッセージ入りスカイランタンを一斉打ち上げ!

開会セレモニーの最後には、江東区立豊洲西小学校と東京都墨東特別支援学校の生徒から選ばれた39名が「アンバサダーキッズ」として登場。「障がいがある人でも諦めずに頑張って。目指せ、パラリンピック世界一」「自分を信じて全力で挑戦しよう」「この手で自分を変えろ!」など、それぞれがパラリンピックへの応援の気持ちや、自身の目標を書き込んだスカイランタンを、一斉に放ちました。

スカイランタン打ち上げの様子

照明を落とした新豊洲Brilliaランニングスタジアム内に、子どもたちの想いが書かれたスカイランタンが打ち上げられ、美しく光を放った

このイベントにはトークショーを行った3名も参加。「前向きに!!」と書いた木村敬一選手は「生きていると、うまくいかないこととか、どうしようもないことがある。でも、たとえ何かを失っても、前向きに生きていく気持ちが大事だと思っている」、「強みを使え!」と書いたニコ・カッペル選手は「人それぞれに強みがあるので、それを活かしていくことが大切。そういう強みを集めて力を発揮できる社会になればいい」、「寛容な社会」と書いた為末大氏は「何かと厳しい世の中になっていますが、誰もが受け入れられる、寛容な社会になってほしい」とメッセージに込めた想いを説明しました。

左から東京ガスの公式キャラクター・パッチョ、木村敬一選手、元陸上競技選手/新豊洲Brilliaランニングスタジアム館長・為末大氏、パラ陸上砲丸投げ・ニコ・カッペル選手(ドイツ)、東京ガス代表取締役社長・内田高史氏の集合写真

左から東京ガスの公式キャラクター・パッチョ、木村敬一選手、元陸上競技選手/新豊洲Brilliaランニングスタジアム館長・為末大氏、パラ陸上砲丸投げ・ニコ・カッペル選手(ドイツ)、東京ガス代表取締役社長・内田高史氏

車いすバスケットボールNight Live

世界で活躍するプロアスリートが大迫力のプレーを披露

デモンストレーションマッチの様子

ライトアップされた屋外バスケットコートにて、車いすバスケットの選手たちが熱いデモンストレーションマッチを披露

今回のサマーナイトフェスの目玉イベントは「車いすバスケットボールNight Live」。車いすバスケットボールのプロアスリートたちによるデモンストレーションマッチが2日間で計6回開催されました。車椅子がぶつかり合い、時には転倒もする大迫力のプレーを、来場客は間近で観戦。スタジアムDJによる実況とBGMや、東京ガス応援部のチアリーディングも会場を盛り上げ、初めて車いすバスケットボールを知った方を含め、みなが観戦を楽しみました。

デモンストレーションマッチに参加中の堀江航選手

世界で活躍を続けてきた堀江航選手は全試合に出場し、観客たちを魅了した

今回の全試合に参加し、車いすバスケットで日本人初となるスペイン、ドイツのプロリーグで活躍してきた堀江航選手は「2020年に近づいてパラリンピックを盛り上げたいという気持ちが益々強くなっている中で、このような機会がつくれていることに感謝したいです。どんなスポーツでもそうですが、パラスポーツも知れば知るほど奥深く、観戦もどんどん面白くなるもの。今回のデモンストレーションマッチを通して、車いすバスケットのファンを増やせるように、熱い気持ちでプレーしています」と話しました。

観戦だけでなく、体験も!

来場者は、観戦するだけでなく、体験も。参加者は「初めて車椅子の操作をして、難しさがわかった」「ゴールがすごく高く感じた」「車いすでスピードが出せたり素早いターンができたり、通常のバスケットより面白いと思った」「健常者でも参加できることが分かったので、もっと広まってほしい」などと感想を口にし、楽しみながらパラスポーツや障がいのある方への理解を深めました。参加した子どもたちへの指導も行った堀江氏は「日本には、車いすや義足で生活をしていて、普段友達と一緒にスポーツを楽しめずにいる子どもたちも少なくありません。車いすバスケットが広まることで、そういった隔たりがなく、みなで遊べる環境が増えたらいいなと思います」と想いを語りました。

子どもたちが車いすバスケットボールを体験している様子

デモンストレーションマッチの前後の時間には、多くの子どもたちが車いすバスケットボールを体験

パラリンピック全22種目を知る「競技紹介ロード」

会場のエントランスからメインスペースまでは、東京2020パラリンピックの全22競技を知ることができる「競技紹介ロード」。パラリンピックの歴史や、各競技の説明はもちろん、車いすバスケットボール、柔道、ゴールボールなど、一部競技の競技用具も展示されていました。来場者からは「こんなに競技の種類があると知らなかった」「オリンピックにはない競技もあって、興味が出た」などの声が。パラリンピックに関する知識を持たずにイベントへ訪れた方でも、このロードを歩くだけで、東京2020パラリンピックへの理解を深められる仕組みとなっていました。

フェス会場のエントランスから始まる「競技紹介ロード」

フェス会場のエントランスから始まる「競技紹介ロード」。東京2020パラリンピックの全22競技を紹介

他にも様々な体験・参加型コーナーが!

左から「5人制サッカー体験」、「ボッチャ体験」、「メッセージスカイランタン体験」の様子

左から「5人制サッカー体験」、「ボッチャ体験」、「メッセージスカイランタン体験」

「ミニスポーツ体験」コーナー

会場内には複数の「ミニスポーツ体験」コーナーが。「ナインフープス体験」は、車いすバスケットボールで9つに並んだゴールに向かってフリースローを楽しむコーナー。ゴールに入った数、ビンゴの数などを通して、友達や家族と得点を競い合いました。「5人制サッカー体験」は、視覚障がいの選⼿が⾳を頼りにプレーするサッカーを疑似体験するコーナー。アイマスクを付け、視覚を奪われた状態でドリブルやシュートに挑戦しました。「卓球体験」では、⾞いすに乗った状態でペットボトルめがけてスマッシュを打ち、通常の卓球と異なる難しさを体験。視覚や聴覚に障がいがあってもラリー観戦を楽しめる音振動デバイスも、参加者を驚かせました。

デジタル技術×パラリンピックスポーツ

パラリンピック競技に、最先端のデジタル技術を掛け合わせて楽しむコーナーも。「ボッチャ体験」では、パラリンピック競技の中でも最も頭脳&戦略性が必要と言われる「ボッチャ」に、VISUALIZE+SENSING+SOUNDの要素を⾜してエンターテイメント性を向上させた「CYBER BOCCIA」を体験。「⾞いすレーサー体験」では、下肢障がいのある選⼿が実際に使⽤する⾞いすレーサーに乗って、400mを駆け抜けるタイムトライアルをVRで体験。ヘッドマウントディスプレイを装着して、⽬の前に広がる映像の中を、最⾼時速60Kmで⾛り抜ける感覚を味わいました。

メッセージスカイランタン体験

開会セレモニーでアンバサダーキッズが打ち上げたものと同じスカイランタンを、一般の方々も体験。「パラリンピックで金メダルがたくさん見たい」という選手への応援メッセージから「中学受験で合格できますように」という自分への応援メッセージまで、様々な想いが書かれたスカイランタンが新豊洲に浮かびました。

企業・団体も特設ブースでパラリンピックを応援

各企業・団体による特設ブース

今回のイベントに協力・後援している企業・団体も、会場内にそれぞれの展示ブースを設置。バリアフリーを大切にした街づくりを行っている三井不動産は「車いすラグビー」の体験ブースを。駅のバリアフリー拡充を進めているJR東日本は生活用・競技用の義足体験ブースを。パラリンピックの印刷サービスを行う凸版印刷は、立体感のある印刷を施した「触れるピクトグラムポスター」の展示と東京2020パラリンピック競技のフォトブースを設置。東京都は、東京2020パラリンピックをより楽しみ、観戦を促進するための「東京2020パラリンピックハンドブック」を配布。江東区は、江東区内で開催される東京2020パラリンピック競技会場(7会場)や種目(8種目)と共に、江東区の観光情報など街の魅力を展示。日本財団パラリンピックサポートセンター・日本財団ボランティアサポートセンターは、点字ブロックでできたコースを目隠ししてリレー企画や、パラリンピック選手への応援フラッグの寄せ書き企画を実施した。

左から三井不動産のブース、日本財団パラリンピックサポートセンター・日本財団ボランティアサポートセンターのブース、江東区のブースの様子

左から三井不動産のブース、日本財団パラリンピックサポートセンター・日本財団ボランティアサポートセンターのブース、江東区のブース

東京ガスの特設ブース

今回のイベントを主催した東京ガスも、特設ブースで様々な企画を実施しました。

まず、東京ガスにはリオパラリンピックの水泳で4個のメダルを獲得した木村敬一選手が所属していることから、パラ水泳の体験コーナーを設置。アイマスクを装着して泳ぐ選手の体験と、ゴールやターンのタイミングをタッパーを使用して選手に伝えるコーチの体験を提供しました。参加者からは「目が見えない状況で泳ぐということの怖さやサポートする人の重要性を改めて感じた」などの声が。

パラ水泳の難しさを体験する子どもたちの様子

パラ水泳の難しさを体験する子どもたち

また、東京ガスが誰もが快適に暮らせる共⽣社会の実現に向けて行っている取り組みのひとつ「片手でクッキング」に関する展示コーナーも。片麻痺の方や、ケガや病気によって⽚⼿しか使えない状況の方でも料理がしやすくなるキッチングッズやレシピを紹介。

さらに、今回のイベント全体のユニバーサルデザインを監修した公益財団法人共用品推進機構が展開するユニバーサルデザイングッズも展示した。訪れた方々からは「ちょっとしたアイデアや工夫で、体が不自由な方でも生活がしやすくなることが分かった」など、共生社会の実現可能性を感じたという声が多く聞かれました。

「片手でクッキング」コーナー

片手しか使えない状況でも料理を楽しめるグッズやレシピを紹介する「片手でクッキング」コーナー

なお、このブースを訪れた木村選手は「こういった取組みはパラリンピック、また障がい者のことを知ってもらうための大きなチャンス。まだ改善できるところもあるかもしれないけれど、まずやってみなければ分からないことは多い。一歩を踏み出していることが重要」と話しました。

1年後、そして、その先の未来へ

「頑張る人に、いいエネルギーを。」を合言葉に、東京2020パラリンピック、そしてその先の共生社会の実現を目指している東京ガス。今回のイベントでも、筆談サービス、トークイベント中の手話通訳、車いす優先エリアや「誰でもトイレ」の設置など、随所に散りばめられたユニバーサルデザインにより、年齢・性別・国籍・障がいの有無を問わず誰もが楽しめる環境を実現させていました。東京ガスが応援する東京2020パラリンピックの成功と、その後の社会の明るい未来づくりに、ぜひあなたも参加してみてください。

頑張る人に、いいエネルギーを。 東京2020オフィシャルガス・ガス公共サービスパートナー