SPORT x ART FESTIVAL 2018 新豊洲オータムフェス

SPORT x ART FESTIVAL 2018
新豊洲オータムフェス

REPORT#012

車いすバスケ& スポーツクライミング
体験エリア

車いすバスケットボールやスポーツクライミングなど、これから盛り上がっていく競技を体験できるコーナーを設置。新時代の注目スポーツを、みなが自らの身体を使って知る機会が提供されました。

車いすバスケ、スポーツクライミングの
楽しみを実際に体験!

車いすバスケットボール体験のブースでは、ハーフコートを2面用意。障がい者アスリートの活動支援を行う「センターポール」に所属するプロバスケットボール選手と一緒に、思い切りプレイすることができました。

「いつも遊んでいるバスケットボールとは全然違うスポーツみたいだった。」
「思った以上にゴールするのが難しくて腕の力がいるなと思った。」
「ダブルドリブルはないけどトラベリング(2回連続で車いすを腕でプッシュする)はあるなど、車いすバスケならではのルールがあるので、もっと知りたい!」

プロ選手によるデモンストレーションは、車いすの車輪を器用に操りゴールを決める姿に歓声が上がりました。選手は「ぜひ一度試合を見に来てね!」と子どもたちに車いすバスケットボールにこれからも注目してほしいという想いを伝えました。

三井不動産株式会社さまにご協力いただいたスポーツクライミング体験のブースには、高さ6メートルのクライミングウォールが設置されました。

最近では経験したことのある方も多いかもしれませんが、改めて、スポーツクライミングとは、人工の壁面を「ホールド」と呼ばれる突起物を掴んで登る競技のこと。天然の岩山で行うロッククライミングとは異なり、コースの難易度や、登るスピードなどで競い合うスポーツとなっています。

安全ベルトをつけてはいるものの、実際に登ってみると…。

30代女性は「初めて登ったのですが、怖くて3歩しか登れませんでした。1歩登るだけでもなかなか体力を使いますね。」

一方、ひょいひょいとスピーディに登っていたのは小さな女の子。
「下を見なければ全然平気! 最後にロープを伝って降りるのが少しだけ怖かった。」

最初は恐怖心が少なく身軽な子どもの方が成功しやすいかも? しかし、コースの難易度が高まるにつれて、度胸や身体能力だけでなく、読みや判断力も大切になるのがこの競技の面白さ。来場者の方々は、そんな奥深いスポーツクライミングの世界を知ることができた様子でした。

車いすバスケはリハビリスポーツから
世界的人気競技へ

田中恒一選手は18歳の頃に交通事故にあい、腰椎を脱臼骨折し脊髄損傷となります。その2年後千葉ホークスに入部し、選手として活動を開始。現在はコーチとしても活躍し、千葉ホークスを日本一にするべく選手たちを引っ張っています。車いすバスケを始めたのは、事故後、病院でリハビリの一環として取り組んだことがきっかけでした。

堀江航選手は、日本体育大学、イリノイ州立大学院体育学・教育学修士課程を修了され、日本人初となるスペインの車いすバスケプロリーグで活躍。帰国後は2012年にアイススレッジホッケーに転向し、日本代表として世界に挑んでいます。車いすバスケを始めたのは田中選手と同じく病院でのリハビリがきっかけ。田中選手とはアメリカに留学する前から交流があり、たまに一緒に食事をすることもあるそうです。

田中選手 「これまでは車いすバスケは障害者のリハビリスポーツとして認知されていましたが、今や障害者や健常者の枠を超えて楽しめるスポーツとして国際的に人気が広まっています。」

車いすバスケは、1946年の第二次世界戦争で負傷したアメリカの軍人がリハビリの一環でスタートしたのが始まりとされています。

アメリカに留学経験を持つ堀江選手は、日本とアメリカのスポーツ環境の違いについても言及されました。

堀江選手 「アメリカの大学は日本と違って、学業も優秀でないと試合に出られないんです。体育大学では勉強もスポーツもどっちもできる人がたくさんいる。また、広場も公園もたくさんあって、どこでもスポーツができる環境も良かったですね。」

田中選手 「実は僕も堀江選手が留学する10年くらい前にイリノイ大学のサマーキャンプに参加したことがあるんです。バスケットのコートが5面あったのには驚きましたね。」

堀江選手

田中選手

20年以上車いすバスケの世界で活躍してこられた田中選手ですが、車いすバスケがパラスポーツとして花形の競技となった今、今回のようなイベントのトークショー出演なども増えたことで、より多くの人に楽しんでもらえるスポーツになってきた実感があるといいます。また、今はアイスホッケーやソフトボールなど、車いすバスケのほかにさまざまなスポーツに取り組まれている堀江選手も、車いすバスケの楽しさについて語りました。そして、より多くの方に観戦して応援してもらいたいと語りました。

田中選手 「何をすれば一番の応援になるかというと、それは会場に来ていただくことなんです。毎年5月には天皇杯というクラブチームの日本一を決定する大会があります。それ以外でも、全国各地で試合を開催しているので一度見に来ていただきたいですね。生で見るととてもエキサイティングですよ。」

「新豊洲オータムフェス」の詳しいレポートはコチラから!

※随時更新していきます。

頑張る人に、いいエネルギーを。